年が明けて、気づけばもう半月。
そろそろ「あけましておめでとう」という挨拶も聞かなくなる頃ですね。
新年に増えた脂肪をどうにかしようと思いながらも、寒さには勝てず、こたつで本を読んでいます。
今日は、そんな冬のこたつ時間にぴったりな(もちろん季節を問わず楽しめますが)益田ミリさんの『今日の人生』をご紹介します。
本の情報
- 著者:益田ミリ
- 出版社:ミシマ社
- 形式:単行本(ソフトカバー)
- ページ数:237ページ
- 発行日:2017年4月23日

『今日の人生』シリーズの第1作です。シリーズは、『今日の人生2 世界がどんなに変わっても』『今日の人生3 いつもの場所で』と続きます。
読んだ感じたこと
必ず共感できる
日々の生活の中にある、小さな笑いや小さなモヤモヤ。
誰もが似た経験をしているのに、普段なら忘れてしまうような出来事が丁寧に描かれているからこそ、強く共感できます。
特にこの本は、益田ミリさんの家族や仕事など、プライベートな部分にも触れられていて、まるでお友達と雑談しているような楽しさがありました。
日常に潜むドラマ
『今日の人生』を読むと、外ではこんなにもいろいろなドラマが起きているんだなと驚きます。
普段の私は、他人の悪意を目にするのが怖くて、外に出てもイヤホンをしてスマホを見ている時間が多いです。
でも、耳も目も外に向けてみると、面白い瞬間や、他人のやさしさに触れることができるんですね。
外の世界の面白さややさしさを受け取りながら、もし悪意を目にしてしまったときは、それをそっとネタに昇華できるくらいの強さが欲しいなと思う今日この頃です。
心が整う習慣
『今日の人生』を読んでいて、「同じ習慣をしてる!」とひとり嬉しくなったことがありました。
それは、手帳を開いて今の気持ちを書くこと。
私も毎日一度は、気持ちを書き出すようにしています。
書いてみると、意外とすっきりするんですよね。
手帳だけですべてが解決するわけではないけれど、
自分の声に注目することで、
自分を大事にしてあげているように感じられて、心が落ち着きます。
とてもおすすめの習慣です!
父の存在の大きさ
*ここから一部内容に触れる記載がございます。ご注意ください。
『今日の人生』の最初の章は、益田ミリさんとお父さんのちょっとした喧嘩の話から始まります。
父と娘のやりとりが軽やかに描かれていて、思わず笑ってしまうのに、
ふと、親との別れが頭をよぎります。
親は永遠ではないという事実が、影のように静かに残ります。
そして最後の章では、お父さんとの別れと向き合う場面が描かれます。
最初の章の喧嘩との対比が、時間の流れの残酷さとさみしさを際立たせます。
ゆっくりと、でも確実に過ぎていく時間の中で、父という存在の大きさを改めて実感するのです。
さいごに
『今日の人生』を読んで、岐阜市立中央図書館にも足を運んでみたくなりました…
シリーズ2・3も、ゆっくり味わってみようと思います。
こたつでぬくぬくしながら読む時間は、心の奥まであたたまりますね。
あなたの今日にも、そっと落ち着けるひとときがありますように。

