仕事帰り、このままでいいのかなと思ったときに読んだ一冊

実用書

会社からの帰り道、電車に揺られながら、「このままでいいのかな」と、漠然と考えることがあります。
パワハラを受けているわけではない。
でも、今の仕事に心から満足しているかと聞かれたら、すぐに「はい」とは答えられない。

そんな気持ちのまま、手元のスマホでKindleを開き、「転職」と検索してみると、2,500冊がヒット…とりあえず、上位に表示された本をクリックして読み始めました。

本当に偶然、2,500冊の中から選んだ一冊。
でも、それが今の私にはピッタリでした。

この記事が、私と同じように「このままでいいのかな?」とモヤモヤを抱えている方にとって、ほんの少しでも手助けになれば嬉しいです。

meiko
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こんな方におすすめです!

★転職活動がうまくいかない

★転職を考え始めているが、何をすればいいかわからない

★キャリアプランに不安を持っている  

この本についての情報

  • タイトル:科学的な適職
  • 著者:鈴木祐
  • 出版社:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売日:2019年12月13日
  • ページ数:288ページ
概要

『科学的な適職』は、感覚や直感ではなく、科学的根拠に基づいて「自分に合った仕事」を見つける方法を解説する本。
心理学や統計データをもとに、5つのステップでキャリアの軸を明確にしていく構成。

豊富なワークを通じて、自分の価値観働き方の理想を言語化できる。
転職を考えている人だけでなく、今の仕事にモヤモヤを感じている人にも役立つ一冊。

私のおすすめポイント3選

1.適職を探す手順書

この本は、適職を考えるためのステップを、一つずつ丁寧に解説してくれます。
転職を考え始めたとき、「何から始めればいいのか分からない」「自分に何が向いているのか分からない」といった漠然とした不安に直面します。
その不安は、情報が多すぎることや、自分自身の価値観が整理されていないことから生まれるものです。

この本では、ステップ1からステップ5までを順に進めていくことで、自然と自分に合った仕事について考えられるようになっています。
「適職を探す」という抽象的なテーマが、手順に沿って具体的に考えられるようになる、
手順書のような一冊です。

2.手を動かして考える

この本の大きな特徴のひとつが、読者自身が手を動かして考えるためのワークが豊富に盛り込まれている点です。

単に情報をインプットするだけではなく、ペンと紙を使ってアウトプットすることで、自分の価値観や思考のクセが少しずつ整理されていきます。

ワークの内容も、単なる自己分析にとどまらず、心理学や統計的な知見に基づいているため、「なんとなく」ではなく根拠を持って自分のキャリアを言語化できるようになります。

まるで「適職を考える講義」を受けているような感覚で、読み進めるごとに自分の中の軸が明確になっていくのを感じられるはずです。 忙しい日々の中で、立ち止まって自分のキャリアと向き合う貴重な時間を過ごすことができると思います。

3.転職だけが選択肢ではない!

タイトルに「適職」とある通り、内容は「転職ありき」ではありません。

この本が問いかけるのは、「自分にとっての幸せな働き方とは何か?」という根本的なテーマです。
その答えは、必ずしも転職にあるとは限らず、今の職場での働き方や役割を見直すことで見つかる場合もあります。

だからこそ、転職を考えていない人にもおすすめできる本です。

「なんとなく今の仕事に違和感がある」「このままでいいのか不安」そんなモヤモヤを抱えている人にとって、自分の仕事と改めて向き合うきっかけになるはずです。

自分の働き方を見直すために

私も、この本で紹介されているワークをひとつずつ実践してみました。
頭の中だけで考えていると、どうしても思考がごちゃごちゃしてしまいますが、
文字に書き出すことで、絡まった糸がほどけて机の上に並ぶような感覚になりました。

今後、仕事に迷ったときには、定期的に同じワークを繰り返してみるのも面白いかもしれません。


私はアナログ派なのでノートペンで取り組みましたが、電子書籍版では読者特典として、
本で紹介されているワークの実践シートをダウンロードできるようです。
そちらを使えば、より手軽に取り組めて便利ですね。

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