今日こそは本を読むぞと心に決めていたのに。
夜仕事を終えると、もう寝る時間が目前。
ここから本にどっぷり浸ったら、確実に睡眠が削られる。
でも、仕事だけで一日を終えたくない…
ちょうど最近『傲慢と善良』を読んでいたともあって、結婚がタイトルに入っていて手に取りました。
短いけれど、心に残る。
そんな一冊を探している人におすすめしたい本です。
書籍情報
- 著者:益田ミリ
- 出版社:幻冬舎(幻冬舎文庫)
- 発売日:2010年8月5日
- ページ数:129ページ
あらすじ
益田ミリの「すーちゃん」シリーズの一作。
カフェの店長として働く、36歳・未婚のすーちゃんが主人公です。
恋愛や結婚、出産、介護といった人生のリアルを、女性の目線から細やかに描いています。
誰もがどこかで共感できる、4コマ漫画です。
感想~おすすめポイント
一人会議をのぞく
人はみな悩みながら生きているのだと、改めて思えます。
普段、自分の心の中で一人会議をして、いろんな結論を出しているけれど、
この本は、まるで他人の心の一人会議をそっとのぞいているようで、どこか楽しい。
ああ、こういう葛藤って、みんな抱えているんだな、と。
そして、誰もがそんなに聖人ではなくて、
人と比べて優越感を覚えたり、他人にイラっとしたりするものなんだと、少し安心する。
寝る前の癒し
一冊はかなり薄く、10分ほどで読み終えてしまう。
この短さが、夜寝る前の時間にちょうどいい。
厚さは薄いのに、読後にはしっかりと余韻が残る。
一日を忙しく過ごして、仕事のタスクや締切で頭がいっぱいになっているときでも、ふっと肩の力が抜けて、自分の暮らしに戻ってこれるような気がしました。
悩みの中の小さな幸せ
リアルを描きながらも、登場人物たちが自分の人生を過度に悲観していないところに救われる。
確かに悩みは抱えているけれど、その一方で日々の生活に満足している部分もちゃんとある。
結婚や介護といった簡単に解決できない悩みを抱えつつも、友達とお茶をして楽しい時間を過ごしたり、自由なひとり暮らしを謳歌したりしている。
そうした姿に触れると、なんだかこちらまで安心する自分がいます。
さいごに
悩みながらも、日々の小さな楽しみを大切にして生きている登場人物たちを見ていると、
自分の生活にも同じような小さな幸せがちゃんとあることに気づかされます。
そんな気づきをくれる一冊でした。
年末の忙しい日々に、癒しを是非。


